お見合いシートとボックスシートと結婚と

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 昨日の汽車は(男鹿線はディーゼル)往きがお見合いシート、帰りがボックスシートだった。

 お見合いシートというのは、東京などの電車でおなじみの対面シートのこと。
このシートはどうも苦手だ。向き合った人と目が合わないようにしなければならないし、それでも目が合うとばつが悪い。
食べたり飲んだりもやりにくい。
だから化粧をする人ってすごいと思う。

 その点ボックスシートはいい。
乗客が少ない時は、靴を脱いで足を伸ばすことができる。
弁当を食べたり飲み物を飲んだりできる。人の目を気にしなくても良い。
昔はよくおじさんたちがウイスキーのポケット瓶から小さなガラスのコップについで、ちびりちびりやっていたものだった。
また、膝がくっつくくらいの位置で対面するから、話も弾む。おっとととなんて差しつ差されつ。

 ホームの立ち食い蕎麦も容器代を払って車内に持ち込むことができた。
冬の新潟駅だった。好きな天ぷら卵蕎麦を車内に持ち込むことにした。
列車に乗り込んで、車内に入るとつるりと滑った。その瞬間、なんと蕎麦の上にのっていた卵だけがすぱっと飛んで床に。べっとり汚れた。それを始末するのは大変だった。
以来、持ち込みの時は卵をしっかり溶くことにした。
それも今は昔、そもそも持ち込みができなくなった。ゴミの削減や掃除のコストを考えると禁止して良かったのだろうけど、食堂車の廃止と共に鉄道旅行の楽しみがまた一つ減ったと思った。

 長距離列車には主要駅から掃除のおばちゃんが乗って来る。2本のほうきを器用に使って座席の下に置かれたゴミを掃き集めていく。
その頃ゴミ箱はまだなくて、座席の下に置くのが決まりだった。
ついでに言うとトイレも停車中は使用しないでくれという放送が流れたものだった。トイレにタンクが取り付けられてなく列車走行中に垂れ流し。だから、複線区間などでは対向車から・・・・・。今はそれもない。

 入院していたある男。退院するなり電撃的に結婚した。
その理由を聞くと、その彼女は見舞に来た他の大勢の人たちとちょっと様子が違っていた。大抵の人は彼と向き合うように座ったが、彼女は彼の枕元に椅子を移動させて、彼と並行に座り、目を合わせないようにしてくれたという。
病気で精神的にも参っているところに、さらに目を合わせることは辛い。だから、目が合わないように座ってくれた彼女の思いやりが嬉しかったのだという。
しかし実際にこのように座るのはなかなか難しい。だから作り話のような気もするが、面白いと思った。

 ちなみに新幹線のような座り方はロマンスシート。

 寅さんもボックスシート。対面シートやロマンスシートでは、やはりさまにならない。だって対面シートではあの得意のポーズでうたた寝できないもの。

            写真は男鹿線の列車のボディーの絵

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この記事へのコメント

ねぎま。
2005年08月15日 12:39
最近列車での旅行が増えました。

飛行機は便利ですが、景色も楽しめないし味気ない。

最近はパック価格で飛行機とホテルがセットで格安のものも多いですよね。
それでも青春18きっぷなども活用してローカル線の旅も楽しんでいます。ローカル線のボックスシートは減りましたね(^_^;)

都会在住の私ですが、東北に足を運んで命の洗濯をさせていただいて、いつもお世話になってます。

2005年08月15日 15:29
確かに飛行機は楽です。
でも、私はぼんやりと窓外の景色をながめているのが好きです。ですから、できるだけ秋田新幹線を始め鉄道を選ぶのですが、この頃はついつい楽な方を・・・・・。寄る年波に勝てず。

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