あたりめとはやす

タクシーに乗ると、ドライバーが

「この頃のわげひとだぢ、あだりめって言ってもわがらねのだし」
(この頃の若い人達、あたりめと言ってもわからないのです)と言う。

あたりめとは、するめのこと。
私たちが若い頃は、赤提灯の定番だった。

するめを何故あたりめというか、
するは「擦る」
競馬で擦るとか
あまりよろしい言葉ではない。
その反語は「当たる」
宝くじが当たる。

擦るよりも当たるの方がいいから
するめをあたりめという。

同じことが
秋田弁の「はやす」。
食べ物などを切ることを「はやす」という。

「そのがっこはやしてけれ」
(その漬け物切ってくれ)

木を切るの反語は木を生やす。
切るよりは生やす方が生産的でいい。
だから、「切る」を「はやす」という。
(いつかテレビでそういう意味の解説を聞いた)


なお、「はやす」を切る意で用いるのは、『万葉集』に例を見るという。(無明舎出版 秋田のことば 秋田県教育委員会編)

秋田弁が古語の宝庫と言われる所以だ。

もっとも、あだりめ、は「当たり前」の意味も。

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この記事へのコメント

2006年12月29日 21:28
こんにちは。
とても勉強になりました。
いい言葉ですね。
はやす。
あたりめ。
言葉の意味を知ると発するときの喜びが増すような気がします。
g
2006年12月29日 21:43
言葉って本当に面白いと思います。
そのいわれを知ったら益々興味がわきます。

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