イギリス文学の食卓

楽しかった。

イギリス文学の食卓は今日で2回目。
講師は、秋田大学教育文化学部准教授 大西洋一先生だった。

秋田大学公開講座
テーマの設定からして刺激的だ。
「文学」は何を食べてきたのか?
第1回目は、11月5日。
イギリス文学の食卓(1)-理性の時代における飲み物
まず初めに、
イギリス食文化への誘い
イギリス料理というのは、やっぱり評判通りあんまりおいしくないとのことだ。
サマーセット・モームは「イギリスは、おいしい」と、
但し、朝食を3度食べれば・・・・・・だそうだ。
イギリスの朝食というのは、有名だけれど、その定番の中身はというと、
紅茶、目玉焼き、マッシュルームを炒めた物、ウインナー、ベーコン、焼いたトマト、ベークトビーンズ等だそうだ。
1000円弱でこれが一番うまいとのこと。

ホガースという画家の「ことの前」と「ことの後」(Before and After)という風刺画や物語画などを見せながら、その時代の様子を解説してくださる。
ビフォー・アンド・アフターはどこかで聞いたことがある。住宅改装のテレビ番組。ネーミングのネタがあった訳か。

ホガースの作品の一部。
「ストロード家の人々」  東方貿易で財をなした商人一家の優雅なお茶の時間。
「娼婦の遍歴」  「堕ちた女」とお茶の情景。
ストーリー性のある絵で面白い。皮肉っぽく、けれどもどこか優しい視線が感じられる。

紅茶と珈琲
紅茶は女性の飲み物。
珈琲は男性の飲み物。
どちらにも覚醒作用がある。理性の時代(18~19世紀)にふさわしい飲み物。
ちなみに、コーヒーハウスというものがあった。
世界のニュースが集まる情報交換の場だったそうだ。


第2回目は、今日12日。
実は、飲み会があったのだけれど、既にこちらの方を申し込んでいたので、そちらは断った。ちなみに今週は、大学コンソーシアムの講座聴講が3回ある。

今日は、
アルコールは、活力の源? それとも酩酊をもたらす悪魔の飲み物?
で始まった。
ホガースの絵
「ビール街」→街の活力をみなぎらせ、人々を働く気にさせる飲み物としてのビール。
ビールは、栄養に満ちた「食事」で国民的飲料。
「ジン横町」→街を荒廃させ、人々を破滅に追いやる飲み物としてのジン。
18世紀前半には、「ジン(安価な労働者の酒)狂い」と言われるほどの熱狂的な流行があった。
どちらも面白い絵だ。

さて、そのビール。
かつて、新聞の投書欄に、「デパートの食堂で子どもにビールを与えている母親がいた。ヨーロッパでは子どもにビールを飲ませているのよ、とあたりに聞こえるような声でしゃべっていた。ヨーロッパで子どもに飲ませるビールは、ほとんどアルコール分のない水のようなビール、日本のアルコール分が4.5パーセントもあるようなビールは、飲ませていない。とんでもない勘違いだ。」といった趣旨の投書が掲載されていた。
案の定、イギリスには、small beerとかsmall aleと呼ばれる2番絞りとか3番絞りのほとんどアルコール分がなくて栄養は豊富な飲み物があるそうだ。(それを子供に飲ませているかはわからない。g)


イギリスの国民的食べ物である「牛肉と馬鈴薯」ごちそうとしてのローストビーフ 
日曜日に食べるお昼のごちそう(サンデー・ロースト)だそうだ。但し、牛肉に限らず豚肉などの場合もあるとのこと。
ジャガイモ料理あれこれ
チップス、ポテト・ウエッジ、ジャケット・ポテト、シェパーズ(羊飼い)・パイ、マッシュポテトなど。
イギリスの食生活の基礎は、
乳製品と肉食(牛、豚、羊)と大麦、小麦、ライ麦、オート麦とのこと。

あっという間のの90分。
楽しかった。至福の時だ。


来週からはロシア文学の食卓が始まる。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

2008年11月13日 05:18
おもしろい講座がたくさんあるのですね。
ホガースという画家すら知らない私ですが、作品をぜひ見てみたくなりました。
作品の時代背景などを解説してくれるなんて贅沢な講座ですよね。
子育て一段落したらきっと受講します。でも、子育て期だからこそそんな息抜きが必要な気がします。市内なら行けそうですが・・・。
ロシア文学のご報告もぜひよろしくお願いします。

この記事へのトラックバック