香炉木橋・我がママ・鴎の玉子
先月、京都から帰ってお土産の匂い袋を届けて以来だから、もう一ヶ月以上も行っていない。
いくら何でも母親を施設に預けたまま知らんぷりでは男がすたる(かなり大げさ)。
今日は、昨日盛岡駅で買ってきた土産の鴎の玉子を持って、御機嫌伺いに行くことにした。
幸い雨も上がりいい天気だ。
途中、寺内の羽州街道を歩き、寄り道していくことにした。
まず最初はこれ。
続いて一番行きたかった香炉木橋(こおろぎばし)。
橋には伽羅橋と書かれている。
実はこの橋、藤田嗣治の大壁画”秋田の行事”に登場する橋なのだ。
壁画の真ん中からやや左手に香炉木橋と書かれた木橋が描かれている。
これがその橋だ。ただ、今は木橋ではなくコンクリート製になっている。
今度、新県立美術館で公開されたら是非ご覧になって欲しい。
続いて菅江真澄の墓。
http://www.pref.akita.jp/fpd/taiko.edo/edo-10.htm
母はコーヒーが大好きだから、秋田駅で買っていこうと思ったが、乗り継ぎのバスがすぐにあったので、結局降りたバス停のすぐ近くにあった自動販売機から缶コーヒーを仕入れていった。
私の顔を見ると暫くぽかんとしていたが、やがてかわいい息子とわかると、懐かしそうな(!)顔をした。
鴎の玉子を手に取らせコーヒーをカップに注いで差し出すとゆっくりゆっくり菓子を食べ、コーヒーもうまそうにすすった。
それから、帰るまでの25分間、同じ質問を十数回繰り返された。
「おまえ、今何してるんだ」
「ボランティア(正式な職名がありますが、非公開)」
「おまえ、今・・・・・・・」
「ボランティア」
「おまえ、今・・・・・・」
思わず、(「うるせい、くそばばあちょっとしつこいですよ、お母様」と出かかったが、ぐっとこらえて)ボランティアでございます」と何度も何度も優しく答えるのであった。
施設の職員の皆様方に挨拶をし、我がママに「帰るよ」と伝えると、「また来てね。あんただけが頼りだからね」と言うからかっこよく「俺を信じなっ!」と答えて退去した。
母の方を振り向くと何度も何度も手を振っていた。
秋田駅まで出て、デパ地下で安い白ワインを購入した。
今日は禁酒日だが、昨日断酒(一日位で断酒というかどうか)したので、今日は振り替え飲酒日である。
全国各地で焼酎や冷酒をやっている人もおられると思うがどうぞ健康に留意してお楽しみください。
今日もいい日。
いくら何でも母親を施設に預けたまま知らんぷりでは男がすたる(かなり大げさ)。
今日は、昨日盛岡駅で買ってきた土産の鴎の玉子を持って、御機嫌伺いに行くことにした。
幸い雨も上がりいい天気だ。
途中、寺内の羽州街道を歩き、寄り道していくことにした。
まず最初はこれ。
続いて一番行きたかった香炉木橋(こおろぎばし)。
橋には伽羅橋と書かれている。
実はこの橋、藤田嗣治の大壁画”秋田の行事”に登場する橋なのだ。
壁画の真ん中からやや左手に香炉木橋と書かれた木橋が描かれている。
これがその橋だ。ただ、今は木橋ではなくコンクリート製になっている。
今度、新県立美術館で公開されたら是非ご覧になって欲しい。
続いて菅江真澄の墓。
http://www.pref.akita.jp/fpd/taiko.edo/edo-10.htm
母はコーヒーが大好きだから、秋田駅で買っていこうと思ったが、乗り継ぎのバスがすぐにあったので、結局降りたバス停のすぐ近くにあった自動販売機から缶コーヒーを仕入れていった。
私の顔を見ると暫くぽかんとしていたが、やがてかわいい息子とわかると、懐かしそうな(!)顔をした。
鴎の玉子を手に取らせコーヒーをカップに注いで差し出すとゆっくりゆっくり菓子を食べ、コーヒーもうまそうにすすった。
それから、帰るまでの25分間、同じ質問を十数回繰り返された。
「おまえ、今何してるんだ」
「ボランティア(正式な職名がありますが、非公開)」
「おまえ、今・・・・・・・」
「ボランティア」
「おまえ、今・・・・・・」
思わず、(「
施設の職員の皆様方に挨拶をし、我がママに「帰るよ」と伝えると、「また来てね。あんただけが頼りだからね」と言うからかっこよく「俺を信じなっ!」と答えて退去した。
母の方を振り向くと何度も何度も手を振っていた。
秋田駅まで出て、デパ地下で安い白ワインを購入した。
今日は禁酒日だが、昨日断酒(一日位で断酒というかどうか)したので、今日は振り替え飲酒日である。
全国各地で焼酎や冷酒をやっている人もおられると思うがどうぞ健康に留意してお楽しみください。
今日もいい日。
この記事へのコメント
お久しぶりです。
菅江真澄さんの終焉の地が
秋田であること知りませんでした。
生まれは、現在の豊橋の牟呂であることは
知ってましたが。
なに隠そう私も 三河の産
私の大学卒業時
ある研究機関にいた 愛教大の先生の奥さんが
いろいろ菅江真澄のこと調べていたことを
思い出しました。
本名は 白井某?
白井といえば、中学の時の同級に
白井さんという友人がいました。
では、おやすみなさい
昭和の佇まいの道ですよね。
そのうち
花のれんで飲みましょう。
>帰るまでの25分間、同じ質問を十数回繰り返された
>何度も何度も優しく答えるのであった
優しく答えるその気持ちが大切ですよね。
毎日顔を合わせているとつい・・・なんてことがしばしばなので
その優しさを読ませていただいてしきりと反省しております。。。
一緒に暮らしていても、私の名
忘れて「教えて!」と云う事も
有りましたっけ!
優しく答えて上げて下さい(笑)
お久しぶりです。
菅江真澄のことはよく知らないのですが、県内では結構研究している人たちがいます。
秋田を気に入ってくれた先人のこと、少し勉強したいですね。
大小路というのですか、知りませんでした。
歴史を感じさせるルートがとてもいいですね。
是非一杯やりましょう!
同居ではなかなかこうは行かないでしょう。
施設介護のいいところだと思います。
たまには行かなくっちゃ。
だんだん忘れるというか、記憶が定着しないのですね。
それがいいこともありますが、あのしっかりとした人が、と思うと情けなくなることもあります。
完全に忘れられないうちに、これからも時々訪問します。
何度も何度も優しく答えたgakkoさん。
いつまでも親孝行出来るといいですね~。
ありがとうございます。
同じことを何度も何度も繰り返す母の姿を見ているともう腹が立ちませんでした。
いずれ私も行く道・・・・・・・
できたらいつまでも答えたいと思います・・・・・・・・・・・・・・
私の義母も同じ質問を何度も何度も。その度にこちらも同じ答えを何度も何度も。「結婚してるのか」「子供はいるのか」「ご主人は優しいか」等々(あなたの息子が夫でございますが・・・)勿論、私のことがわからないのはわかりますが、息子(夫)のことももうわかりません。ほんとに、いずれ自分もこうなるのか、と・・・。
いつかは誰もが行く道
自分だけは行きたくないと思うけれど・・・・・