読みかけの本など
亡くなった父の口癖は「読まね本ばし 買ってきて(読まない本ばかり買ってきて)」だった。
もちろん対象者は私だ。
この点に関しては買い物依存症候群の立派な患者だ。
女房はとうに諦めている。何回誓っても、数日で元の木阿弥だから。
本と旅行と酒とおいしい物と鞄にかける金は何とも思わない。
その代わり、ファッション、靴、車、バイク、コンサート、スポーツなど世間の人が大いに関心を持つ事柄にはほとんど興味がない。
完読したもの
英国一家日本を食べる(マイケル・ブース 亜紀書房)
イギリス人のトラベルジャーナリストにしてフードジャーナリストの著者が妻と子ども一人を連れて日本全国を回りおいしいものを食べて歩いた旅行記。
日本人のルポライターなんかなかなかインタビューできないんじゃないかと思われるビッグに会い、しかもちょっとやそっと行くことができない超高級料理店に連れて行ってもらっている。
すらりと読めて面白かったけれど、頭に残った物は、「壬生」というすごい超高級料理店があるということ、御主人が私と大学同窓の「菊乃井」という料亭で食事し、御主人の考え方、活動に共感を覚えたこと、くらいのものだ。それだけ日本人にはなじみの事柄が扱われている。外国人が日本の食べ物に深い関心を示してくれるのを読んで、日本人の愛国心を刺激される。日本っていいなあと思いたい人には最高。
遠野物語(柳田国男 角川文庫)
遠野に行く前に読んでいこうと思ったが、できなくて持参した。遠野物語本編は完読、拾遺編は普段持って歩いて細切れな時間に読み進めたい。
日本中のあちこちで語られていた昔話や伝承、それを採録して後世に残したことに意義がある。カッパが今にも出てきそうなカッパ淵など見学すれば物語を一層楽しめる。
つまみ食い中のもの
三好達治詩集(新潮文庫とハルキ文庫の2冊)
三好達治の詩の一節が先日読んだ”とりあえず今日を生き、明日もまた今日を生きよう”で引用されていたから、その作品の全編を読みたくて。
新編 宮沢賢治詩集
「眼にて云ふ」の全編を読みたくて。
漢字が日本語をほろぼす(田中克彦 角川SSC新書)
”とりあえず今日を生き、明日もまた今日を生きよう”に紹介されていたから。面白い、非常に面白い。易しい文体でしかも漢字の使用量が少ない。記述は具体的、変な理屈をこね回さない、読みやすいはずだ。
勉強法の科学(市川伸一 岩波書店)
今更遅いとは思うけれど、いつもこの種のタイトルを見るといても立ってもいられなくなる。
お鑓拝借(佐伯泰英 幻冬舎時代小説文庫)
もちろんNHKのドラマに触発されて。
風立ちぬ(堀辰雄 角川文庫)
映画を見た後で売店で見つけて。
陰謀・暗殺・軍刀(森島守人 岩波新書)
雑誌”世界”のインタビュー記事(谷野作太郎「歴史を正しく語り継ぎ、より確かな未来につなげていくこと」)で紹介されていたから。谷野さんの夫人の祖父が著者。
せどり男爵数奇譚(梶山季之 ちくま文庫)
数編を読む。完読はしない。
手つかずのもの
「昭和」を送る(中井久夫 みすず書房)
中井先生は多方面に活躍中の精神科医。著書多数。
腰抜け愛国談義(半藤一利・宮崎駿 文春ジブリ文庫)
もちろん対象者は私だ。
この点に関しては買い物依存症候群の立派な患者だ。
女房はとうに諦めている。何回誓っても、数日で元の木阿弥だから。
本と旅行と酒とおいしい物と鞄にかける金は何とも思わない。
その代わり、ファッション、靴、車、バイク、コンサート、スポーツなど世間の人が大いに関心を持つ事柄にはほとんど興味がない。
完読したもの
英国一家日本を食べる(マイケル・ブース 亜紀書房)
イギリス人のトラベルジャーナリストにしてフードジャーナリストの著者が妻と子ども一人を連れて日本全国を回りおいしいものを食べて歩いた旅行記。
日本人のルポライターなんかなかなかインタビューできないんじゃないかと思われるビッグに会い、しかもちょっとやそっと行くことができない超高級料理店に連れて行ってもらっている。
すらりと読めて面白かったけれど、頭に残った物は、「壬生」というすごい超高級料理店があるということ、御主人が私と大学同窓の「菊乃井」という料亭で食事し、御主人の考え方、活動に共感を覚えたこと、くらいのものだ。それだけ日本人にはなじみの事柄が扱われている。外国人が日本の食べ物に深い関心を示してくれるのを読んで、日本人の愛国心を刺激される。日本っていいなあと思いたい人には最高。
遠野物語(柳田国男 角川文庫)
遠野に行く前に読んでいこうと思ったが、できなくて持参した。遠野物語本編は完読、拾遺編は普段持って歩いて細切れな時間に読み進めたい。
日本中のあちこちで語られていた昔話や伝承、それを採録して後世に残したことに意義がある。カッパが今にも出てきそうなカッパ淵など見学すれば物語を一層楽しめる。
つまみ食い中のもの
三好達治詩集(新潮文庫とハルキ文庫の2冊)
三好達治の詩の一節が先日読んだ”とりあえず今日を生き、明日もまた今日を生きよう”で引用されていたから、その作品の全編を読みたくて。
新編 宮沢賢治詩集
「眼にて云ふ」の全編を読みたくて。
漢字が日本語をほろぼす(田中克彦 角川SSC新書)
”とりあえず今日を生き、明日もまた今日を生きよう”に紹介されていたから。面白い、非常に面白い。易しい文体でしかも漢字の使用量が少ない。記述は具体的、変な理屈をこね回さない、読みやすいはずだ。
勉強法の科学(市川伸一 岩波書店)
今更遅いとは思うけれど、いつもこの種のタイトルを見るといても立ってもいられなくなる。
お鑓拝借(佐伯泰英 幻冬舎時代小説文庫)
もちろんNHKのドラマに触発されて。
風立ちぬ(堀辰雄 角川文庫)
映画を見た後で売店で見つけて。
陰謀・暗殺・軍刀(森島守人 岩波新書)
雑誌”世界”のインタビュー記事(谷野作太郎「歴史を正しく語り継ぎ、より確かな未来につなげていくこと」)で紹介されていたから。谷野さんの夫人の祖父が著者。
せどり男爵数奇譚(梶山季之 ちくま文庫)
数編を読む。完読はしない。
手つかずのもの
「昭和」を送る(中井久夫 みすず書房)
中井先生は多方面に活躍中の精神科医。著書多数。
腰抜け愛国談義(半藤一利・宮崎駿 文春ジブリ文庫)
この記事へのコメント
誰もがきっと何がしかの買い物依存症でしょうかね
わたしも趣味の物はつい・・・・もう止めておこうなんて思っても見るとやはりダメですね
買わなくてシマッタと思うそれなら買ったほうがなんて、少しずつブレーキをかける努力をしなくてはなんて思ったりも。
つまみ食い中もかなりありますね~これから秋の夜長、楽しむ時間も増えますからね。。。
私も旅行と食べ物にお金を使うのは厭いませんが、納得できないものにお金を使うのは嫌いです^^
読書は今は中毒にはなっていませんが、結構本にはまっていた時は買いまくりました。でも全部読みましたね、、あとは図書館から借りたりしました。
英国一家日本を食べる、これは面白そうですね。興味が湧きました、、読もうと思います。
本にお金は厭わない。最近読書から遠退いていたのでこれは見習わなければと思いました。
本に登場する「壬生」という超高級料亭は名前すら知らなかったです。
壬生というからには京都絡みのお店なんでしょうか。
「風たちぬ」は映画を観ただけで原作本は読んでいませんが映画に登場する菜穂子は小説「風たちぬ」ではなく堀氏の「菜穂子」という小説から引用されたそうですね。
民話のふるさとといわれる遠野も行ってみたいです。
そうよね、確かにお酒、美味しいお料理、本は欠かせません。私もファッションや宝石、スポーツはあまり興味がありませんが本を見ると買ってしまいます。これって買い物依存症ですね(^o^)。でも何げない本の一節やフレーズに助けられた亊ってありますよね… gakkoさんのおすすめの本を読んでみますね。お元気でね。
自分でも意識できるうちはセイブできるのでしょうか。
少なくとも泥沼にははまらないと思いますが、でも怖いですね。
つまみ食いで結局終わってしまう物も多数あります。
その時の自分には不要のものだったと思うことにしております。
全部読みましたか。すごいですね。でもそれがホントなのでしょうね。
好きな物にはお金をかける、メリハリのきいた金銭管理ができたら最高です。
「壬生」と京都との関連は良くわかりません。
所在地は東京の銀座です。
「風たちぬ」の情報ありがとうございます。
ポエムさんもそうですか。
また、今日も本が一冊届きました。まず読まなくちゃ。