鴨川食堂

新聞の広告で『鴨川食堂』(小学館)の惹句を読み、すぐに購入した。

その著者のプロフィールを読んで、その著書『極みの京都』(光文社知恵の森文庫)も購入してそちらから読み進めた。
京都の白眉のガイドブックだと思う。
それもそのはず著者の柏井壽(かしわい ひさし)さんは、京都市内で開業する歯科医。生粋の京都人とのことだ。

鴨川食堂。
東本願寺の近くに看板もない一見うらぶれた食堂がある。
ここを訪れる一見さんはまずお任せの定食を勧められる。
一方、常連には500円のカレーライスなどの日替わり定食、金に糸目を付けない食通には8,000円もするコースが供されている。
調理人の非凡な能力を知った多くの訪問者は食堂の後に控える鴨川探偵事務所に赴く。彼らの一番の目的がそこだ。
若い頃、男性の突然のプロポーズに驚いて結局食べずじまいだった「ビーフシチュー」、愛し合っていたのに別れなければならなかった夫婦の元夫が作っていたトンカツなど、人生の様々なステージ、シチュエーションで出会った食べ物。
いくつかのキーワードを残して失われた食の調査を依頼して去っていく人たち。
それを探し当てて依頼人に提供する探偵兼料理人。
思わずそれらの料理を食べたくなった。
食べるのが好きな人には絶対おすすめの本だ。

私にも探してもらいたい料理がある。
今から40年ほど前、京都の百万遍の近くにその大衆食堂はあった。
50から60代くらいのおばちゃんたち3~4人で営業していた。
その店は壁に掛けられたおかずを書いた木札を見て注文するシステムだった。
私が良く注文したのは、サバのバター焼き(か、塩焼き)と豚汁。
具だくさんの豚汁。
特にもやしがたっぷりだった。
そしてあの汁。
出汁は何だったのだろうか。
しつこくなくそれでいてこくがあった。
あの味にはその後出会っていない。
鴨川探偵事務所があったら今すぐにでも依頼したい。

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この記事へのコメント

2014年02月05日 18:58
面白そうな、美味しそうな・・本ですね!

私も忘れられない味、ありますよ
子供の頃、真夜中に起こされて
父親が連れていってくれた焼き肉屋。
炭火でお肉の厚さもほど良くて、タレがまたいい。
美味しかったんです!
そんな事を思い出しました(^^)v
g
2014年02月06日 18:06
とわさん
面白いですよ。
焼き肉屋ですか。
真夜中に起こされても行きたい!
また、よろしく。

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