進む進む認知症
毎日進む認知症が自覚できる。
女房にも毎日言われるのだけれど、とにかくおかしい。
さっき聞いたことを覚えていない、捜し物をしていて、さて何が必要だったかとっさに思いつかない、顔は思い出すが名前が出てこない、昨夜酔っ払ってからみたテレビドラマの結末を覚えていない、女房の顔がきれいに見える、鏡に顔を写してみたら今まで見たこともないようなイケメンが写っている、だめだこりゃ。
あの世とやらで本当に懐かしい人たちと出会えるのなら早く逝ってもいいけれど、そもそもそのような世界がなかったら、これほど絶望的なことはない。
やっぱり安いワインをあおって夢の世界で遊ぶのが一番良さそうだ。
認知症の心配もない。
そもそも認知症というのは過去の苦しいこと、恥ずかしいこと、悲しいことを忘れさせるように神様が作ってくれたものではないか。
それならそれもいいな。
この記事へのコメント
これ最高です!そういう認知ならば人生が楽しくなっていいかも。
はい
こんな認知症で有終の美を飾れたらいいなと思っているのですが。
あっ
これからワインを飲みます。
何もかも忘れられますからね。