死にゆく人は

朝日新聞の8月7日付”リレーおぴにおん”に作家の青木新門さんが”死にゆく人は青空を見ている”というエッセーを書いている。

東日本大震災のあと、宮城県の被災者の前で、宮沢賢治の詩「眼にて云ふ」を朗読したことを書いている。

さて、その「眼にて云ふ」。
どうしても全編を読みたくなった。大急ぎで本屋に行って、新編宮沢賢治詩集(新潮文庫)を購入してきた。


その詩

だめでせう
とまりませんな
がぶがぶ湧いてゐるですからな
ゆふべからねむらず血も出つづけなもんですから
そこらは青くしんしんとして
どうも間もなく死にさうです
けれどもなんといヽ風でせう
もう清明が近いので
あんなに青空からもりあがって湧くやうに
きれいな風が来るですな


(中略)

あなたの方からみたらずいぶんさんさんたるけしきでせうが
わたくしから見えるのは
やっぱりきれいな青空と
すきとほった風ばかりです。


そういえば、
亡くなる直前に、気持ちが明るくなる脳内物質が分泌されるということを何かで読んだことがある。(本当かどうか私は未経験だからわからないけれど)
私が見送った人たちは、自然死でもあったけれど、みんな穏やかな寝顔を見せて旅立っていった。

今日は雄物川の花火大会。
あの世の人たちも楽しんでいることだろう。

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