後縦靱帯骨化症闘病記(補遺)

贅沢な食事

手術後しばらくは、ベッドで食事をさせてくれた。転倒防止の柵の上に細長いテーブルを渡してその上に食器を並べる。
欧米の映画やテレビドラマなどでよく見る貴族や金持ちの食事風景と同じだ。日本人の感覚からするとパジャマを着たまま寝床で食事をするのは行儀が悪いと思うけれど、考えてみればこれは極めて贅沢な食事ではないかと思う。調理して運搬してくれる人、つまり使用人がいなければできない。
入院中は、調理する人たちがいて、運んでくれる看護師がいた。


開き直り

入院中、看護師の目の前で、下半身の表と裏をさらけ出すことがしばしばあった。初めのうちは恥ずかしかったが、やがてくそ度胸がついて、エエイどうとでもなれと開き直った。そうしたら恥ずかしくもなんともなくなった。

浣腸や入浴の介助など看護師がかいがいしく世話をしてくれた。感謝、感謝だった。


抜糸

抜糸というのは相当痛いと聞いていたから、覚悟していた。しかし、始まってみると拍子抜けしてしまった。
首の後部と背中でテープを剥ぐような音がする。そして、「終わり」と言う。「えっ」と言うと「終わりました」とのこと。「抜糸ですよね。もう終わったんですか」と聞くとそうだと言う。
糸で縫ったのは、表皮の下、筋肉の部分だそうだ。そこをやがて筋肉と同化する糸で縫い、表皮にはテープを貼った。今はそれを剥ぐのを抜糸というのだそうだ。


楽しみ

入院中は閑だ。どうやってすごすか。たいていはテレビだろう。病院には各ベッドごとにテレビが備えられていて、カードを購入して視聴するシステムだった。しかし、スピーカーがついていない。イヤホンを端子に差し込んでそれで聞く。私は煩わしくてほとんど利用しなかった。小さなスピーカーを購入してみたが、これも余り役に立たなかった。
読書。さぞかし読めるだろうと持ち込んでみたが、それは手術までの話。キングダム他ミステリー一冊。重宝したのは、電子ブックだった。7インチの台湾製タブレットを持ち込んだのでKindleで浅田次郎や藤沢周平の作品を読んだ。これは便利だ。軽いしページめくりも簡単。場所もとらないしこれからはこれがいいなと思った。退院してからも既に数冊を買い込んで交互に読んでいる。
例によって、失われた時を求めてに挑戦しようと今度はコミックを持ち込んだ。これは良かった。まだ読み終えていないがこれなら完読できそうだ。これで梗概をつかんで文庫に再度挑戦。うまくいくかな。


水害

退院して間もなく、水害に襲われた。7月23日、先に起きた家内が「お父さん(「俺にはお前みたいに老けた娘はいない」と何度も言っているのに)、大変、道路に水が溢れている」と言う。窓から見ると道路が冠水している。徐々に水位が上がりやがて膝上に達するようになった。

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御近所も誘い、近くの避難所に駆け込んだ。しかし、体調が悪い。横になりたいけれどそこでは無理だった。結局私一人が帰宅して、ソファーに倒れ込んだ。幸い、水は床下浸水まであと7センチのところで止まり、少しずつひけていった。深夜家内が帰宅した。


生グソ

今シーズン初めての生グソ。生グレープフルーツ・ソフト。略して生グソだ。
この時はあまり混んでなくて比較的早く食べることができた。

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8月6日、この日は猛烈に混んでいた。立っていると背中が重苦しくなって早く横になりたいと思ったが、そこは我慢。
この日は生ミルク・イチゴ・ソフト。酸味と甘味のちょうど良いバランス。

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お盆

退院後ちょうど一ヶ月の8月15日、車に乗せてもらって墓参りに行った。その後、象潟の道の駅まで行って、岩ガキを堪能。

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50年くらい前は、岩ガキは秋田と山形の日本海側でしか食べていなかった。「この時期のカキなんて」と言われたものだが、今は全国各地で食べられている。

昼は道の駅で冷やし中華。

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夜は、焼肉。

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このくらい食べりゃ、体も良くなるだろう。


筋トレ

筋肉トレーニングのため、このようなアイテムを購入した。病院でも使っていた物だ。両足の足首に装着して脚の上げ下ろしなどを行う。

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がんばるぞ。

相変わらず、首筋が突っ張るような感覚。人間の表皮というのは伸びるのだろうか。



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